座位から立位への安全な移乗手順
座位から立位への移乗は、病後や怪我後に困難になることがあります。背もたれの高い椅子や硬めの座面、アームレストを利用すると、体勢を安定させやすくなります。必要に応じて介助者のサポートが重要です。
手順
介助する前に、対象者の腰に歩行ベルト(ガートベルト)を巻きます。ベルトがない場合は、ウエスト部分のズボンの裏側をつかみます。
対象者に、座面の端までお尻を移動させ、足が床にしっかり付くまで、片方ずつ股を前に出すよう指示します。
介助者は対象者の前に立ち、膝を曲げてガートベルトの両側を握ります。リズミカルに3回前後に揺らし、勢いをつけます。
3回目のカウントで、対象者にアームレストまたはベッドの端から体を押し上げるよう指示します。前屈みせ、つま先より鼻を前に出すよう伝えます。
対象者を自分の体に近づけ、抱きかかえるようにしながら立ち上がります。安定したら、弱い側の横に立ち、常にベルトを握り続けます。
歩行器や杖を対象者の手の届く位置に用意し、対象者が安定するまでベルトを保持します。
