骨減少症(オステオペニア)の管理方法
骨減少症は骨粗鬆症とは異なりますが、将来的に骨粗鬆症になるリスクが高まっていることを示すサインです。多くの患者は骨折を経験するまで自分に骨減少症があることに気づきません。骨減少症とは、骨密度が正常値より低い状態を指します。主に閉経後の女性や65歳以上の高齢者に多く見られますが、男性もリスク対象です。
検査の必要性
家族に骨減少症や骨粗鬆症の既往がある場合、あるいは上記のリスクグループに該当する場合は、DEXA(デュアルエネルギーX線吸収測定)などの骨密度検査を受けることが推奨されます。
骨減少症の対策ステップ
1. カルシウムとビタミンDの摂取
カルシウムサプリを毎日服用し、ビタミンDが豊富な食品を積極的に取り入れましょう。具体的には、牛乳・チーズ・卵黄、牛肉・レバー、サーモンやツナなどの魚が挙げられます。魚肝油サプリも有効です。日光浴でビタミンDを生成できますが、皮膚がんリスクを考慮し、過度の紫外線は避けましょう。
2. 重力負荷運動の実施
ステップエアロビクス、固定式エアロバイク、速歩、ダンスなど、体重がかかる運動を定期的に行いましょう。ただし、走行・ジョギング・ジャンプなど転倒リスクが高い運動は控えることが安全です。
3. 転倒リスクの低減
自宅内の危険箇所(滑りやすい床、散らばった物など)を除去し、転倒防止対策を徹底します。また、視力検査で適切な眼鏡を使用し、耳の感染症がないか定期的にチェックしてバランス感覚を保ちましょう。
4. 健康体重の維持
身長に対して適正な体重を保つことが重要です。医師と相談し、標準体重の目安を確認してください。バランスの取れた食事と適度な運動で健康体重を維持できます。
5. 骨形成薬の検討
市販されている骨形成薬は、骨減少症の改善に役立つことがあります。医師に相談し、個々の状態に合った薬剤選択や服用方法について詳しく聞きましょう。
