膝関節置換手術の種類
メイヨークリニックによると、30万人以上が膝関節置換手術を受けています。膝関節置換は、外傷や加齢により膝関節が損傷した際に、可動域を回復させる手術です。手術技術は進化していますが、成功は患者の健康状態や術後リハビリの取り組み次第でもあります。以下に代表的な膝関節置換の種類と特徴を紹介します。
全膝関節置換(Total Knee Replacement, TKR)
膝関節全体と周囲組織が修復不能なほど損傷している場合に行われます。金属やプラスチック製の人工関節が自然の膝関節に置き換わります。
部分膝関節置換(Partial Knee Replacement、Unicompartmental)
関節のうち最も損傷した部分だけを置換します。関節炎による限定的な損傷がある患者に適した手術です。
両側膝関節置換(Bilateral Knee Replacement)
左右両膝を同時に手術する方法です。全置換や部分置換ほど一般的ではありませんが、重度の関節炎患者に実施されることがあります。両膝を同時に置換することで、リハビリ期間が短縮される利点があります。
コンピュータ支援手術(Computer‑Assisted Surgery, CAS)
全膝関節置換において、術者が人工関節を正確に配置できるようコンピュータを活用する手術です。位置決めが精密になることで、回復期間の短縮や長期的な人工関節の機能向上が期待できます。
低侵襲手術(Minimally Invasive Surgery)
小さな切開で手術を行うため、創部の治癒が速くなります。主に全膝関節置換で用いられますが、患者の全身状態によっては適用できない場合もあります。
