肩関節置換術後の治療とリハビリテーション
肩関節置換術は、1950年代に米国で始まった手術で、骨折や重度の回旋腱板断裂、各種関節炎などが原因で必要になることがあります。人工肩関節は金属製のボールとプラスチック製のソケットから構成され、術後は集中的なリハビリとケアが不可欠です。
活動制限
術後はしばらくの間、身体活動に制限があります。コンタクトスポーツへの参加はできません。手術後最低6週間は車の運転は禁じられ、重い荷物(1〜2ポンド以上)の持ち上げも禁止です。術後1か月半は腕を通常の角度で保持しないよう注意し、スリングを使用して適切な姿勢を保ちましょう。
感染予防策
術後は感染防止が重要です。創部を清潔かつ乾燥に保ち、シャワー時はプラスチックカバーを使用してください。また、歯科治療や胃腸検査などの際には抗生物質の投与が必要になることがあります。
痛み管理
術後数日から数週間は痛みが生じます。入院中および退院後すぐは強力な鎮痛剤や抗炎症薬が処方されます。痛みが軽減したら、イブプロフェンやナプロキセンなどの市販薬に切り替えることができます。
リハビリテーション
リハビリは回復に欠かせません。理学療法により、軽い運動や電気刺激を組み合わせて肩の可動域を徐々に回復させます。セッション回数は回復速度に応じて決まりますが、無理をせず徐々に負荷を増やすことが重要です。
術後の留意点
術後に激しい痛みや発熱が続く場合は感染の可能性があります。また、肩や腕の過度な腫れが見られ、心臓より上に腕を上げても改善しない場合は、速やかに担当医へ連絡してください。
