後部脛骨腱炎のエクササイズガイド

後部脛骨腱の構造と役割

後部脛骨腱は、ふくらはぎの筋肉から足首を通り、足の舟状骨(ナビキュラ)に付着します。舟状骨は足の土踏まずを支える重要な骨で、腱が正常に機能することでアーチが維持されます。外傷や慢性的な偏平足によりアーチが崩れると、腱に過度の負荷がかかり、伸びすぎや断裂が起こり、後部脛骨腱炎の症状が現れます。

運動前のケア

後部脛骨腱炎と診断されたら、まず医師が炎症を抑える治療を行います。非ステロイド性抗炎症薬、氷嚢や氷マッサージ、足と脚の挙上、足底アーチをサポートするテーピングが一般的です。重度の場合は手術が検討され、矯正インソールや一時的な松葉杖の使用が指示されることもあります。

適切なエクササイズプログラム

完全に回復したら、リハビリとして専用のエクササイズプログラムを開始します。目的は足首の柔軟性を取り戻し、後部脛骨腱を強化することです。リハビリ用エクササイズは、ストレッチ、体重負荷エクササイズ、バランス練習の組み合わせで構成されます。

ストレッチ例:立位で行うふくらはぎストレッチ、座位でタオルを使った足底筋ストレッチなど。

体重負荷エクササイズ例:かかと上げ(ヒールレイズ)、横向きに寝いた状態での脚上げ、ステップアップなど。

バランス練習例:支えを使った片足立ちや、ウオブルボード(揺れ板)を利用したバランス訓練。ウオブルボードは方向自由に揺れるプラットフォームで、使用前に理学療法士と相談してください。

ミシガン大学が提供するオンラインガイドには、後部脛骨腱の正しいエクササイズ手順が詳しく掲載されています。理学療法士の指導のもとで参考にすると効果的です。

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