凍結肩の治療オプション
凍結肩(粘着性関節包炎)は、肩関節に痛みや硬直、可動域の低下をもたらす状態です。外傷や手術後に発症することが多く、症状が疑われる場合は医師に相談し、適切な治療法を検討してください。
薬物療法
- 痛みの軽減が第一の目的です。イブプロフェンやナプロキセンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)で関節の腫れを抑えます。重度の痛みには、医師が処方する鎮痛薬が用いられることがあります。薬は症状が出たときだけでなく、規則的に服用することで効果が期待できます。ただし、喘息・高血圧・腎臓・心臓疾患がある場合はNSAIDsの使用を避けるべきです。
ステロイド注射
- コルチコステロイド注射は、強い痛みや腫れを短期間で軽減します。数週間にわたって効果が持続することがありますが、長期にわたる頻繁な使用は関節にダメージを与える恐れがあります。
理学療法
- 肩関節をできるだけ可動させるために、在宅エクササイズや理学療法を行います。温熱・冷却、マッサージ、経皮的電気刺激(TENS)などが用いられます。TENSは小さなパッドを肩に貼り付け、微弱な電流で神経終末を麻痺させ、痛みを緩和します。
手術療法
- 薬物療法、注射、理学療法でも改善しない場合、関節内の瘢痕組織を除去するために関節鏡手術が検討されます。瘢痕組織は全身麻酔下で肩関節を操作(マニピュレーション)して除去することもあります。多くの場合、関節鏡手術とマニピュレーションを同時に行い、術後1〜2日で理学療法を開始します。
