手根管症候群の減圧手術

手根管症候群は、日常的に手首を反復的に動かす仕事をしている人に多く見られます。手根管は手根靭帯と骨で構成され、正中神経や腱が通る通路です。繰り返しの動作で手根管が炎症を起こすと、正中神経が圧迫され、痛みやしびれ、チクチク感といった症状が現れます。治療法の一つに、手根管減圧手術(手根管開放術/内視鏡下手根管減圧術)があります。

手術適応者

  • 症状が重く、10か月以上続く場合は手術が有効です。痛みやしびれ、チクチク感が長期間改善しない場合は、手根管減圧手術の候補となります。

手術手順

  • 手根管減圧手術は、外来で行える比較的低侵襲の手術です。
    ・開放術は手首に大きめの切開を入れ、手根靭帯を直接視認し切断します。
    ・内視鏡下術は2つの小さな切開からカメラを挿入し、靭帯を切断します。いずれの場合も手根靭帯を切断することで正中神経の圧迫が解除され、症状が軽減します。

リハビリテーション

  • 手術後は、手首の筋力回復を目的とした理学療法や専用エクササイズが必要です。リハビリ中は、症状を悪化させた動作は避けるよう指導されます。

症状の再発

  • 手根靭帯が再び肥厚したり、手術時に十分に切断できていなかった場合、症状が再発することがあります。その場合は再手術が検討されます。

リスク・合併症

  • 手根管減圧手術は一般的に安全ですが、以下のリスクがあります。
    ・手首の筋力低下
    ・神経損傷や手・手首の硬直
    ・手術部位の感染症

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