仙腸関節(SI関節)痛とは?

背骨の最下部にある大きな骨は仙骨です。そのすぐ上に位置するのが仙腸関節(SI関節)で、人体で最も大きな関節のひとつです。仙腸関節は仙骨と骨盤の下部をつなぎ、骨盤の動きをサポートし、衝撃を吸収します。

仙腸関節の機能

  • 骨盤の動的な動きを可能にし、衝撃を吸収する。

仙腸関節痛の特徴

痛みは主に腰部に現れます。片側だけが損傷した場合は、背中の片側に限局した痛みが生じます。重症例では、臀部や太ももの裏側へ放散し、恥骨付近に痛みを感じることもあります。座位や仰向けで楽に過ごせても、動作や重いものを持ち上げた際に痛みが増すことが多いです。

外傷による仙腸関節痛

転倒や打撃により仙腸関節がずれる(亜脱臼)ことがあります。関節がずれると、周囲の靭帯が伸び、骨盤の位置がずれ、炎症や筋痙攣を引き起こします。これが背骨全体のバランスに大きな影響を与えます。

慢性的な要因で起こる仙腸関節痛

姿勢の偏りや日常の動作が原因で仙腸関節がずれることがあります。例として、デスクでPCを片側だけに置くと、片側の筋肉が過度に発達し、反対側が弱くなります。歩行時に体重が片側に偏ると、最終的に関節がずれる可能性があります。また、脚長差も仙腸関節に負担をかけます。

誤診のリスク

症状が坐骨神経痛と似ているため、仙腸関節障害が坐骨神経痛と誤診されることがあります。坐骨神経痛は通常、椎間板ヘルニアが原因です。仙腸関節の亜脱臼が坐骨神経痛を誘発することはありますが、早期に正確な診断を受け、関節を整える理学療法を行うことで予防できます。

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