回旋腱板損傷の主な症状と対策
急性の痛み
外部からの衝撃や転倒などで肩に強い力が加わると、回旋腱板が裂け出血し、突然の鋭い痛みが走ります。この場合、腕を上げることができない、または極力支えが必要になることがあります。
深部の痛み
繰り返しの過負荷による慢性的な損傷では、最初は鈍い違和感程度の痛みが現れます。時間が経つにつれ、痛みは徐々に増し、腕を頭上に上げたときに鋭い痛みが走ります。多くの場合、痛みは軽視され、日常生活やスポーツでの肩の動きが制限されるまで放置されがちです。
肩の弱さ
痛みが軽くても、肩の筋力低下を感じることがあります。腕を長時間上げ続けられない、重い物を持つときに反対側の手で持ちたくなるなどの症状が現れ、可動域が狭くなることもあります。
治療法
症状の緩和には、根本となる損傷の治療が必要です。外傷性の裂傷の場合、ステロイド注射や鎮痛剤の処方、場合によっては手術が行われます。また、感染防止のために抗生物質が投与されることがあります。反復的な過負荷による損傷では、経口鎮痛剤とともに、肩の筋力を強化するリハビリ体操が指導されます。
予防策
回旋腱板損傷を防ぐには、肩を過度に使わないよう注意することが重要です。重い物を持ち上げる際は正しい姿勢を保ち、コンタクトスポーツでは着地時の衝撃を避けましょう。肩を頻繁に使用する職業の方は、違和感や軽い痛みを感じたら早めに医師の診察を受けることが、重症化を防ぐ鍵となります。
