滑液包炎(バースティス)とは?原因・症状・治療法を徹底解説
滑液包炎(バースティス)は、関節周囲の小さな液体で満たされた袋(滑液包)が炎症を起こす状態です。滑液包は関節の摩擦を減らすクッションの役割を果たしますが、感染や外傷、繰り返しの動作、過度の負荷により刺激されると炎症が生じます。主な症状は、赤み、痛み、腫れ、可動域の制限、触れると痛みがあることです。
発症部位
滑液包炎は体のさまざまな部位で起こり得ますが、特に以下の関節で多く見られます。
- 股関節
- 肩関節
- 膝関節
- 肘関節
- 踵(かかと)部の滑液包
経過
軽度の滑液包炎は数週間で改善することがありますが、6か月以上続く場合は感染が疑われます。感染性の滑液包は外科的に排液または除去しない限り自然には治りません。
症状・影響
炎症の程度により痛みは軽度から重度まで様々です。痛みと腫れにより、影響を受けた関節を正常に使用することが困難になることがあります。
治療法
原因と症状の重さに応じて治療法は異なります。一般的な対処法は以下の通りです。
- 安静と患部のアイシング
- 理学療法(ストレッチや筋力トレーニング)
- 鎮痛・抗炎症薬の服用
- 感染が認められる場合は抗生物質投与
- ステロイド注射(コルチゾン)による炎症抑制
- 重症例では外科的に排液または滑液包の除去
予防・対策
滑液包炎の予防には、以下のポイントが有効です。
- 関節周囲の筋肉を強化する定期的な運動
- 過度な負荷や繰り返しの動作は適切に管理する
- 正しい姿勢を保ち、関節に余計なストレスをかけない
- 早期に異常を感じたら無理をせず、医師の診断を受ける
