心血管技術の概要と主な治療法

米国心臓協会によれば、心臓病は米国で最も死亡原因の多い疾患です。心血管技術の発展により、診断・治療が可能となり、患者は日常生活へ復帰できます。

血管技術(Vascular Technology)

血管技術は、血液循環障害を診断・治療するための機器や器具を用いる分野です。超音波(ソノグラム)や圧力測定装置で動脈・静脈の状態を評価し、非侵襲的手法と侵襲的カテーテル技術を組み合わせて治療を行います。

非侵襲的心臓診断(Noninvasive Cardiology)

高エネルギー音波やドップラーカラーフローイメージングを用いて心臓や血管の状態を評価します。エコー(超音波心エコー)は心臓や血管を映し出し、心電図(EKG)は心臓の電気活動を記録します。ホルターモニターは日常生活中の心拍を連続記録し、ストレステストはトレッドミル上での心拍変化を測定します。

心臓カテーテル検査(Cardiac Catheterization)

細いカテーテルを血管や心臓へ挿入し、X線血管造影や血流測定を行う侵襲的診断技術です。また、バルーンカテーテルによる血管形成術(アンジオプラスティ)も同時に実施できます。

侵襲的心臓治療(Invasive Cardiology)

カテーテルやステント、ペースメーカーなど、体内に機器を直接導入して心血管・末梢血管疾患を治療します。ステントは閉塞した動脈を広げ、ペースメーカーは心拍リズムを調整します。

ロボット支援手術(Robotically Assisted Surgery)

ロボットアームを用いた冠動脈バイパス術では、胸腔を開いたまま小切開で乳頭動脈を採取し、閉塞部位を迂回させます。従来手術に比べ切開が小さく、傷跡・感染リスク・疼痛が低減し、入院期間と回復が早まります。

経心筋血行再建術(Transmyocardial Revascularization, TMR)

コンピュータ制御レーザーで心拍間に小さなチャンネルを心筋に作り、血流を改善し新たな微小血管の成長を促します。主に狭心症の緩和に用いられます。

脳・神経系 - 関連記事