特発性発作障害(てんかん)とは
概要
特発性発作障害(てんかん)は、明確な原因が特定できないまま繰り返し発作が起こる疾患です。症状は人によって異なり、全身痙攣を伴う重度の発作から、数秒間の失神様の失神まで様々です。診断には、他の疾患や外的要因によらない発作が2回以上起こっていることが必要です。
原因
- 約50%の発作は遺伝的要因、頭部外傷、心筋梗塞や脳卒中などの循環器系疾患、認知症、出生時の酸素欠乏や栄養不良、髄膜炎やウイルス性脳炎などの感染症、自閉症などの発達障害と関連しています。
- 残りの約50%は原因不明で、特発性と呼ばれます。
症状
- 失神やぼんやりした視線、混乱、四肢の痙攣、意識喪失など、様々な形の発作が現れます。多くの場合、同じタイプの発作が繰り返されます。
リスク要因
- 男性の方が女性よりリスクが高く、発症は幼少期または65歳以上で多く見られます。
- 家族にてんかん歴がある、頭部外傷経験がある、血管疾患を抱えている人は発症リスクが高まります。
治療
- 主に抗てんかん薬で治療します。薬剤は徐々に増量しながら最適な種類や組み合わせを見つけます。効果が現れるまでに時間がかかることがあります。
発作時の注意
- 発作が5分以上続く、呼吸困難がある、連続して発作が起こる、妊娠中・糖尿病の方、または発作中に負傷した場合は直ちに医療機関を受診してください。
合併症・注意点
- 発作中の転倒により頭部外傷や骨折の危険があります。溺死や交通事故のリスクも高まります。地域によっては運転免許に制限が課されることがあります。
- 妊娠中の女性は、抗てんかん薬が胎児に与える影響を考慮し、医師の厳密な管理が必要です。
