ミニ発作(小発作)の症状と対処法

原因

てんかんや発作の原因はさまざまですが、共通するのは脳の活動パターンが何らかの形で乱れることです。脳の化学バランスの乱れ、遺伝、頭部外傷、出生前の損傷、薬物や薬の離脱、アルコール依存、脳卒中や酸素欠乏、髄膜炎、エイズ、脳腫瘍などが挙げられます。発作のタイプや程度は、損傷の部位と範囲によって異なります。

奇妙な感覚

ミニ発作は脳のさまざまな部位で起こり、部位に応じて症状が大きく変わります。たとえば側頭葉付近で起こると、普段はしない匂いを感じたり、思考の処理や発言のタイミングが乱れます。後頭葉で起こると視覚に影響し、幻覚や瞬きの頻度増加が見られることがあります。

不吉な予感

胃部不快感や「何か悪いことが起きそうだ」という不安感(迫り来る不吉感)もミニ発作の一症状です。非常に軽い発作の場合、意識を失わないこともあります。

ぼんやりした反応

やや複雑なミニ発作では意識や周囲の認識が失われることがあります。その間、頭を回す、服をつかむ、独り言をつぶやくといった反復的な動作が見られ、本人はぼんやりして混乱した様子を示します。

ぼんやりとした空想(欠神発作)

全般欠神発作の形で現れるミニ発作は、周囲への認識が失われます。子どもに多く、思春期までに自然に治ることが多いです。教師や保護者は「ぼんやりしている」や「空想している」と勘違いしがちですが、発作が起きると突然止まり、すぐに日常活動が再開します。

トニック発作

トニック発作は約10秒程度続き、筋肉が硬直し意識を失います。トニック・クロンニック発作と異なる点は、持続時間が短く筋肉のけいれんがほとんど見られないことです。軽度の場合はミニ発作の境界線に位置し、外部からは比較的分かりやすいことがあります。

医療機関への受診

ミニ発作に似た症状を示す疾患は多数あり、いずれも速やかな診断と治療が必要です。基礎疾患が原因で発作が起きていることもあるため、適切な治療が行われなければ、発作は重症化し全身性のトニック・クロンニック発作へと進行する恐れがあります。

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