成人の隠れ脊椎裂(スピナ・ビフィダ・オクラタ)の治療法は?
米国脊椎裂協会(SBAA)によれば、スピナ・ビフィダ・オクラタ(SBO)は「隠れた脊椎裂」を意味します。スピナ・ビフィダは4つの形態が認められ、共通の特徴があります。治療は形態や症状に応じて異なります。
定義
スピナ・ビフィダ・オクラタ(SBO)は、胎児期に脊椎が完全に閉鎖しないために起こる「隠れた脊椎裂」のことです。原因は明確に解明されておらず、遺伝的要因や環境要因が関与すると考えられています。
罹患率
米国脊椎裂協会(SBAA)の2008年の調査によると、米国では毎日約8人の赤ちゃんが何らかの形のスピナ・ビフィダで生まれています。また、健康な成人の約15%がSBOを持っていると推定され、背部X線検査で偶然に発見されることが多いです。
主な症状
SBOは非常に軽度で、ほとんど症状が現れませんが、以下のような兆候が見られることがあります。
- 患部付近に毛が集中して生えている(毛の房)
- 背部に小さなくぼみ(ディンプル)
- 稀に皮膚の赤みや軽度の尿失禁
その他の症状・合併症
症状が出る場合でも一般的に軽度です。報告されることのある問題は以下の通りです。
- 運動制限や姿勢の不安定さ
- 排尿・排便コントロールの困難
- ラテックスアレルギー
- 肥満や褥瘡(床ずれ)などの皮膚トラブル
- 消化器系の問題、学習障害、うつ病、腱炎、性機能障害など
治療法
SBO自体は治療の対象とならないことが多いですが、合併症がある場合は専門医による対処が必要です。たとえば、尿失禁や学習障害、うつ状態などはそれぞれ泌尿器科、心理療法、リハビリテーションなどの専門家が治療します。
注意点
SBOと診断された場合は、必ず医師の診断と助言を受けてください。本記事は医療情報の提供を目的としたものであり、診断や治療の代替となるものではありません。
