ウェーバー症候群とは

ウェーバー症候群は、中脳の血管障害や腫瘍により、動眼神経麻痺と対側半身の麻痺が同時に起こる神経疾患です。主な原因は脳卒中、腫瘍、動脈瘤、血管閉塞、脱髄性疾患(多発性硬化症など)です。

必要なもの

  • 神経内科医または脳神経外科医

診断手順

  1. まず、医師は身体診察を行い、反射、顎反射、眼球運動、舌・嚥下反射などを評価し、麻痺の程度を確認します。

  2. 次に、既往歴や現在の症状について詳しく問診し、他の神経疾患との鑑別を行います。

  3. 多発性硬化症などの脱髄性疾患が背景にあるかどうかを確認します。脱髄はウェーバー症候群の原因の一つです。

  4. 重金属中毒(特に水銀)やその他の神経毒性物質の曝露歴があるかを確認します。

  5. MRI(磁気共鳴画像)やCT(コンピュータ断層撮影)などの画像診断を実施し、中脳部位の病変や血管異常を検出します。

  6. 画像所見と臨床所見を総合し、動眼神経麻痺と対側半身麻痺が同時に認められる場合にウェーバー症候群と診断します。

  7. 原因が腫瘍や血管異常である場合は、外科的治療や血管内手術が検討されます。治療方針は医師と十分に相談してください。