LENS(低エネルギー)ニューロフィードバックの概要と活用法

歴史

ニューロフィードバックは1960〜70年代のバイオフィードバック研究から派生した比較的新しい分野です。脳波を測定しリアルタイムでフィードバックを行うことで、脳機能の最適化を目指します。研究が進むにつれ成果が報告され、支持者が増えていますが、効果に懐疑的な声も残っています。

LENSニューロフィードバック

LENSはLow Energy Neurofeedback Systemの略で、1992年にレノ・オックス博士が開発しました。従来のニューロフィードバックが複数の周波数帯を対象とするのに対し、LENSは低電圧・短時間刺激で支配的な脳波周波数に働きかけ、自己修正を促します。

適用分野

LENSはADHDや学習障害の治療で注目されていますが、外傷性脳損傷、脳卒中、線維筋痛症、PTSD、依存症、自閉症、てんかんなど幅広い領域でも効果が報告されています。アスリートがパフォーマンス向上を目的に利用するケースや、馬・犬・猫といった動物への応用も行われています。

LENS治療の流れ

1セッションは約45分です。頭皮にジェルで固定した電極を装着し、患者は特に意識的な操作を必要としません。刺激は潜在意識レベルで行われ、自己バランスが取れるようになります。必要なセッション数は症状により異なり、5〜10回で改善が見られるものから、30回以上必要なケースまであります。セッション間隔も個人差があります。

利用可能性

LENS提供者は地域によって限られますが、オックス・ラボのウェブサイトで臨床提供者を検索できます。心理士やソーシャルワーカーが導入しているケースが多く、複数のニューロフィードバック手法を併用する専門家もいます。保険適用外となることが多く、自己負担が必要です。

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