脳腫瘍とは

脳腫瘍は、異常な細胞が集まってできた腫瘤(しゅりゅう)で、周囲の組織に侵入し機能障害を引き起こすことがあります。腫瘍の影響は、サイズ・位置・腫脹の程度により大きく異なります。脳腫瘍は良性と悪性に分かれ、確定診断は生検によって行われます。

脳腫瘍のイメージ
脳腫瘍の例

脳腫瘍の種類

最も一般的な脳腫瘍は「孤立結節(solitary tubercle)」で、主に小児期に発症し、灰白質に好発し「チーズ状」の感触と記述されます。他にも、癌(カルシノーマ)、膠腫(グリオーマ)、肉腫(サルコーマ)、肉芽腫(グンマ)、嚢胞(シスト)などがあります。

脳腫瘍の原因

脳腫瘍の正確な原因は不明ですが、いくつかのリスク因子が指摘されています。性別、年齢、人種、家族歴が影響し、男性は特定の腫瘍、女性は別のタイプにかかりやすいとされています。また、ビニルクロライド、放射線、ホルムアルデヒド、アクリロニトリルなどの化学物質への曝露もリスクを高めると考えられています。

脳腫瘍の症状

脳半球に腫瘍ができると、初期症状として頭痛や発作が現れます。多くの患者は最初の発作をきっかけに腫瘍の存在に気付くことが多いです。発作は全身性や局所性があり、感覚や言語に影響を与えることがあります。その他、行動変化、記憶障害、吐き気、倦怠感、視力障害なども報告されています。症状の部位は腫瘍の位置を特定する手がかりとなります。

脳腫瘍の治療法

脳腫瘍の治療は神経外科医の高度な技術と最新機器が必要です。手術による腫瘍除去が第一選択ですが、腫瘍の位置によっては手術が不可能なこともあります。その場合は放射線治療やレーザー顕微外科、超音波吸引、化学療法が用いられます。複数の治療法を組み合わせて行うことも一般的です。