膠芽腫に伴う言語障害の症状

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米国の国際放射外科協会によると、膠芽腫(グリオブラストーマ)は全癌診断の約2%を占めます。膠細胞は脳の機能部位を支える役割を持ち、腫瘍は脳内で発生する「原発性」か、他部位から転移してくる「転移性」のいずれかです。遺伝的要因や発がん性物質への環境曝露などが原因とされています。腫瘍の部位により言語障害が現れ、最も一般的なのは失語です。

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表出性失語(Expressive Aphasia)

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言葉で考えを伝えることが困難になる症状です。表出に関わる脳領域が障害されるため、話すと意味不明な語や言葉の羅列(いわゆる「ナンセンス」)になることがあります。重症例では、会話だけでなく、筆記や手話といった他の表出手段も著しく障害されます。

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受容性失語(Receptive Aphasia)

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書かれた文字や話された言葉を理解できなくなる症状です。言語を意味に変換する領域が損傷するため、文章や会話を把握できず、重症例では図や絵といった非言語的情報さえも理解できなくなります。

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過度書字(ハイパーグラフィア)

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膠芽腫患者に見られる稀な症状で、書きたくてたまらなくなる衝動が現れます。しかし、書く内容は流暢でも理解可能でもなく、しばしば意味不明です。創造領域が刺激され、表出領域が阻害されることが原因と考えられています。

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失字症(アグラフィア)

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過度書字とは対照的に、文字を書くことができなくなる症状です。話すことは可能でも、筆記ができません。書字に関わる脳領域だけが障害されるため、他の表出機能は保たれることがあります。

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