冠動脈カルシウムスコアの解釈方法
冠動脈カルシウムスコアとは
米国国立心臓血液肺研究所によると、冠動脈疾患(CAD)は米国の死因のトップです。既知のリスク因子が分かっていても死亡は多く、リスクを早期に把握できる検査が重要です。冠動脈カルシウムスコアは、電子ビームトモグラフィやマルチディテクタCTで測定され、冠動脈内のカルシウム量を数値化したものです。カルシウム沈着は動脈硬化の指標となり、スコアが高いほどCADの可能性が高まります。
スコアの解釈
- スコア 0:プラクが検出されず、10年以内の心血管イベントリスクは2%未満です。非常に良好な結果です。
- スコア 1〜80:小さなプラクは存在しますが、CADの可能性は低く、リスクは無カルシウム群の約3倍です。中程度の注意が必要です。
- スコア 80〜400:将来的に症候性の疾患になるリスクが約8倍に上昇します。現時点で重大な狭窄がなくても注意が必要です。
- スコア 400 以上:プラクの負荷が大きく、冠動脈の狭窄が疑われます。リスクは無カルシウム群の約25倍で、年1回のスキャンが推奨されます。
