動脈血pHが7.55になると何が起こりますか?

概要

動脈血pHが7.55という数値はアルカローシス(血液のアルカリ性化)を示します。通常のpHは7.35〜7.45であり、7.55は著しい上昇です。

原因

代謝性アルカローシス

血中の重炭酸イオン(HCO3⁻)が過剰になる、または水素イオン(H⁺)が失われることで起こります。嘔吐、利尿剤の使用、重度の低カリウム血症などが典型的です。

呼吸性アルカローシス

過呼吸により二酸化炭素(CO2)が過剰に排出され、血中CO2が低下することで生じます。過換気、不安、高地などが原因です。

混合性アルカローシス

代謝性と呼吸性の両方の要因が同時に働く場合です。

主な症状

  • 吐き気・嘔吐
  • 頭痛
  • 筋力低下
  • 手足のしびれやチクチク感
  • 意識障害(混乱、痙攣、昏睡)

重篤化すると起こり得る合併症

  • 低カリウム血症
  • 筋肉壊死
  • 不整脈などの心臓リズム異常

治療の基本

根本原因の除去と酸塩基平衡の回復が中心です。点滴による体液補正、pHを下げる薬剤、CO2を増やす呼吸管理などが行われます。

受診の目安

上記の症状が持続する、または急激に悪化した場合は、速やかに医療機関を受診し、正確な診断と適切な治療を受けてください。

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