副鼻腔痛に対する抗生物質の使い方と注意点
副鼻腔(鼻腔の奥にある空洞)は、空気中の異物が肺に入らないようにする役割があります。風邪やアレルギー、免疫力低下により炎症が起き、粘液が過剰に分泌されると鼻づまりがひどくなります。鼻づまりが数日続くと感染が進行し、抗生物質による治療が必要になることがあります。
事実
副鼻腔の粘膜が腫れると、目や歯、首、耳などに痛みが放散します。鎮痛剤で一時的に和らげることはできますが、感染が解消しなければ痛みは続き、合併症のリスクが高まります。
目的
抗生物質の目的は、痛みの原因となっている細菌感染を除去することです。抗生物質は体内の細菌を殺す「選択的毒」として作用し、感染がなくなると副鼻腔は元のサイズと機能に回復します。
治療期間
一般的な抗生物質治療は10〜14日間ですが、医師の指示により14〜21日間処方されることもあります。症状は投薬開始後3〜4日で改善し始めますが、感染の完全除去のために処方された全期間を服用する必要があります。
抗生物質の種類
主にアモキシシリンが第一選択薬です。耐性がある場合はペニシリン系やセファロスポリン系(例:セファクロル)を使用します。その他、ロラカルベフ、クラリスロマイシン、アジスロマイシン、トリメトプリムなども適応に応じて処方されます。医師は年齢、既往症、感染の重症度を考慮して最適な薬を選択します。
注意点
感染がウイルス性の場合、抗生物質は効果がありません。ウイルスは自然に体内から排除されます。また、抗生物質にアレルギーがある人はじんましんや腫れ、めまいなどの副作用が出ることがあります。服用開始後7日以内に痛みが改善しない場合は、再度医師に相談してください。
