去痰薬と鼻づまり薬の選び方とポイント

去痰薬(エクスペクタラント)

去痰薬は、肺や気管支、気管から粘液や痰を排出させる薬です。別名・ムコリティック薬とも呼ばれます。代表的な成分はグアイフェネシンで、OTC(一般用医薬品)でも処方箋でも入手でき、カプセル、錠剤、シロップの形で服用します。

鼻づまり薬(デコンジェスタント)

鼻づまり薬は、鼻粘膜の腫れを縮小させ、呼吸を楽にする薬です。経口薬と鼻スプレーがありますが、鼻スプレーは医師の指示なしに5日以上使用しないでください。長期間使用するとリバウンド効果が起き、症状が悪化します。目のかゆみを抑える点鼻薬もあります。

作用機序

去痰薬は粘液中のムコタンパク質の結合を切断し、粘度を下げます。その結果、痰の流れが増えて咳で排出しやすくなります。鼻づまり薬は鼻や副鼻腔の血管を収縮させ、炎症と粘液の産生を抑えます。

選び方のポイント

症状に合わせて成分カテゴリだけを選ぶことが重要です。痰が絡む咳や胸部の痰が出る場合は去痰薬、鼻が詰まっている場合は鼻づまり薬が適しています。ただし、鼻水だけで鼻づまりがない場合は鼻づまり薬は効果がありません。

症状が軽く睡眠や日常生活に支障がないなら、薬に頼らず水分補給やチキンスープ、十分な休養で対処するのも一つの手です。製品名や有効成分名にこだわらず、パッケージに記載された「去痰薬」「鼻づまり薬」「抗ヒスタミン薬」「咳止め」などのカテゴリを目安に選びましょう。成分カテゴリが重複しない限り、複数の薬を併用しても問題ありません。

注意点

高血圧の方は鼻づまり薬を使用する前に必ず医師に相談してください。また、鎮痛剤(例:アセトアミノフェン)が含まれている場合は、過剰に服用しないよう注意が必要です。

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