インフルエンザA型とB型の違いとは?
インフルエンザは1930年代に初めて診断され、A型・B型・C型の3種類に分類されています。C型は大規模な流行を起こしたことはありませんが、A型とB型はそれぞれ歴史的に大流行を引き起こしています。インフルエンザは高度に感染力が高く、重篤な合併症を伴うことがあります。A型とB型はウイルスの生物学的メカニズムに違いがありますが、症状はほぼ同じです。
感染経路
感染者の咳やくしゃみから放出されたウイルスを吸い込む、またはウイルスが付着した表面(電話機や蛇口など)に触れ、鼻・口・目に触れることでA型・B型のいずれかに感染します。人が密集する公共の場や共同住宅での感染リスクが高まります。
季節性・発症時期
A型は季節のはっきりした地域では、冬の初めから春先にかけて流行しやすい傾向があります。一方、B型は一年中どの時期でも発生する可能性があります。どちらもウイルスに曝露してから約1週間以内に症状が現れます。
主な症状
発熱、倦怠感、筋肉痛・関節痛、頭痛、悪心・嘔吐、寒気、めまい、喉の痛みなどはA型・B型ともに共通です。初期症状が改善したかに見えても、呼吸困難や咳、鼻水といった呼吸器症状が続くことがあります。
診断方法
医師が問診と身体検査を行い、喉や鼻の綿棒で採取したサンプルを用いた抗原検査が一般的です。必要に応じて血液検査や培養、痰の培養、重症例では胸部X線検査が行われます。
重症度の違い
A型は歴史的に最も深刻な流行を引き起こしており、症状が重くなる傾向がありますが、B型でも重篤な症状を呈することがあります。
合併症
最も頻繁に見られる合併症は細菌性肺炎で、呼吸困難や高熱を伴います。インフルエンザA型・B型ともに脳炎が起こることがあり、子どもではアスピリン使用と関連したレイ症候群が報告されています。レイ症候群は嘔吐、意識障害、錯乱を引き起こす可能性があります。
