定義

鼻詰まりとは、鼻腔内に過剰な粘液がたまり、通常の排出経路が遮断される状態です。これにより鼻腔内の圧力が上昇し、副鼻腔まで広がります。鼻詰まりは「鼻がつまった」感覚や副鼻腔内の圧迫感として感じられます。

原因

主な原因はウイルス感染(風邪やインフルエンザ)やアレルギー刺激です。ウイルスやアレルゲンは鼻の血管や粘膜を腫らせ、鼻腔が狭くなることで粘液がたまりやすくなります。その他、薬物乱用、妊娠、風疹、ディジョージ症候群、水痘などでも鼻詰まりが起こることがあります。

治療法

一般的な治療として、血管収縮剤(デコンジェスタント)と抗ヒスタミン薬が用いられます。デコンジェスタントは鼻粘膜の血管を収縮させ、腫れを軽減し粘液の排出を促します。抗ヒスタミン薬は粘液産生を抑え、症状緩和に役立ちます。加えて、十分な水分摂取や加湿器・蒸気吸入といった自然療法も有効です。

子どもへの影響

子どもの鼻詰まりは特に注意が必要です。母乳を飲む乳児は鼻が詰まると呼吸が困難になりやすく、重篤な問題を引き起こすことがあります。慢性的な鼻詰まりは言語発達に支障をきたすこともあります。医薬品を使用せずに圧力を軽減するには、鼻吸引器(シリンジタイプ)を使用すると効果的です。

医療機関受診の目安

多くの場合は自宅で対処できますが、次の症状がある場合は速やかに医師の診察を受けてください。

  • 額や目の周りの腫れ
  • 咳が8日以上続く
  • 扁桃や喉に白や黄色の斑点が見られる
  • 黄色や灰色の粘液が出る(感染のサイン)

これらは感染や合併症の可能性を示すため、専門的な治療が必要です。