病気になると体が痛むのはなぜ?原因と対処法
炎症が引き起こす全身の痛み
病気になると体は炎症性サイトカインと呼ばれるタンパク質を大量に産生します。これらは感染と戦うために必要ですが、血管を拡張させて腫れや熱感、痛みをもたらします。炎症は筋肉や関節、皮膚など全身の組織に波及し、結果として全身倦怠感や痛みを感じるのです。
筋肉痛
インフルエンザや風邪、COVID-19 など多くの感染症で共通して見られる症状が筋肉痛です。ウイルスや細菌が筋細胞に与える直接的なダメージと、炎症性サイトカインの放出が相まって筋肉が痛みやすくなります。
関節痛
関節痛もまた一般的な症状です。関節内の組織が炎症を起こすと、腫れや圧迫感が生じ、痛みが現れます。これは炎症性サイトカインの影響と、病原体が関節組織に与えるダメージが原因です。
頭痛
頭痛は風邪やインフルエンザ、COVID-19 で頻繁に報告されます。炎症が脳や血管に圧力をかけることで、痛みが誘発されます。
倦怠感(疲労感)
体が感染と戦うためにエネルギーを大量に消費するため、強い倦怠感が生じます。これも炎症性サイトカインの影響の一つです。
対処と受診の目安
体の痛みが軽度であれば、十分な休養と水分補給、必要に応じて市販の鎮痛剤(例:アセトアミノフェンやイブプロフェン)で様子を見ることができます。
しかし、痛みが激しい、数日以上続く、または発熱・呼吸困難など他の重篤な症状が伴う場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
