過剰使用による音声障害

声帯炎(ラリンジティス)

声帯炎は過剰使用による最も軽度の障害です。長時間大声で話したり、歓声を上げたりすると声帯が炎症を起こし、腫れます。休声、水分補給、のど飴、塩水うがいで改善します。

声帯結節(ノジュール)

結節は声帯にできる硬い組織のパッチで、繰り返しの摩擦で形成されます。非癌性で、声帯の対になる部位にできやすいです。適切な発声トレーニングで予防・縮小が可能です。

声帯ポリープ

ポリープは液体で満たされた水ぶくれのような腫瘍で、叫びや大声での歌唱、低音での発声などで声帯が傷つくと発生します。痛みは少ないものの、パフォーマンスに支障をきたすことがあります。確実な治療法は顕微鏡下手術やレーザーによる除去です。レーザー手術は従来の手術に比べ副作用リスクが高いとされています。

接触潰瘍(コンタクト・ウルサー)

長年にわたる大声での話しや歌唱により、声帯同士が強く摩擦し組織が摩耗して潰瘍ができる障害です。歌手、教師、販売員、説教者、弁護士などに多く見られます。治療は最低6週間の完全休声と、発声法を改善するスピーチセラピーが有効です。

声を守るために

喫煙、過度の飲酒、呼吸器感染症、未治療の逆流性食道炎は声帯の過剰使用リスクを高めます。また、頻繁な喉クリアは声帯を不自然に振動させるため避けましょう。水分補給やガムの噛み砕きで喉と喉頭を潤すことが、炎症や損傷の予防につながります。

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