高校生のうつ病:診断・症状・影響と対策
診断
うつ病の診断には特定の検査はなく、主に面接や質問票、保護者・教師への聞き取りで行われます。身体検査で他の疾患を除外することもあります。
症状
高校生のうつ病の主な症状は、悲しみや怒り・敵意の増加、食欲・睡眠の変化、疲労、注意散漫、やる気の喪失、そして自殺念慮です。成人とは異なり、怒りが目立ち、特定の友人だけからは距離を置くことがあります。
影響
うつ病は学業成績の低下や集中力の欠如を招きます。薬物乱用、家出、自己肯定感の低下、摂食障害なども見られます。また、衝動的な行動や自傷・自殺行為のリスクが高まります。
抗うつ薬
抗うつ薬は症状緩和に有効な場合がありますが、すべての高校生に適しているわけではありません。米FDAは18〜24歳に対し自殺リスクが上昇する可能性がある旨の「ブラックボックス警告」を出しています。双極性障害や過去に自殺未遂歴のある若者は特に注意が必要です。
自殺
米国では毎年約1,200人の十代が自殺で死亡し、約72,000人が自殺未遂で入院しています。うつ病の高校生は死や自殺に執着しやすく、どんな自殺に関する言及や脅しも真剣に受け止める必要があります。
双極性障害
双極性障害(躁うつ病)は、うつ状態と躁状態が交互に現れる慢性の精神疾患です。診断には長期間にわたる慎重な観察が必要です。躁状態の症状には、過大な自尊心、過度の会話、エネルギー増大、睡眠不足、異常なほどの幸福感や攻撃性が含まれます。治療は気分安定薬、非定型抗精神病薬、心理療法が中心です。
