レキサプロとプロザックの比較
レキサプロ(エスシタロプラムオキサレート)とプロザック(フルオキセチン塩酸塩)は、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)に属する処方薬です。脳内のセロトニン濃度を高め、気分を調整します。プロザックは1987年に米国で上市された最初のSSRIで、レキサプロよりも価格が安い傾向があります。
主な適応症
- 両薬ともうつ病の治療に使用されます。
- レキサプロは全般性不安障害(GAD)にも適応があります。
- プロザックはうつ病以外に、強迫性障害(OCD)、過食症、肥満、睡眠障害、パニック障害、双極性障害に伴ううつ、アルコール依存症、ADHD、境界性人格障害、頭痛、PTSD、トゥレット症候群、月経前不快気分障害(PMDD)、カタプレキシー、レイノー現象、神経性食欲不振症など幅広い疾患に適応があります。
使用方法
- レキサプロとプロザックは液体と錠剤で提供され、プロザックはカプセルや遅延放出カプセルもあります。
- 通常は1日1回服用しますが、遅延放出カプセルは週1回の服用で済むため、毎日服用が苦手な患者に適しています。
- 食事の有無は問わず服用できますが、プロザックは不眠や緊張を避けるため、朝に服用することが推奨されます。
- 効果が実感できるまでの期間は、プロザックが4〜5週間、レキサプロが1〜4週間と異なります。
副作用
- レキサプロは副作用が比較的少なく、吐き気が主な共通症状です。
- プロザックでは吐き気に加えて全身倦怠感、めまい、頭痛、眠気、震え、不安、口渇、下痢、食欲不振、不眠、性欲変化などが報告されています。
- アレルギー反応として、蕁麻疹、発疹、発熱、関節痛、嚥下困難、呼吸困難、顔面や手足の腫れなどが現れた場合は直ちに医師に相談してください。
リスク
- 両薬とも若年成人(18〜24歳)において、治療開始後2か月以内に自殺念慮や自殺行動が増加するリスクがあります。うつ症状の悪化や激しい不安、幻覚、衝動的行動などが見られたら速やかに医師へ連絡してください。
- 妊娠カテゴリCであり、動物実験で胎児にリスクが示されていますが、ヒトでの使用は利益がリスクを上回る場合に限られます。
警告・注意点
- アルコールとの併用は避けてください。プロザックはセントジョンズワートとの併用も禁忌です。
- 医師の指示なしに急に服用を中止しないでください。離脱症状として、気分変動、抑うつ、過度の興奮、不安、イライラ、めまい、混乱、疲労、頭痛、異常な夢、睡眠障害、発汗、吐き気、四肢のしびれやチクチク感などが現れることがあります。
