うつ病と不機嫌の違いとは
臨床的なうつ病は、一時的な気分の落ち込みとは異なります。両者は混同しやすく、特に「うつ」という言葉が臨床的なうつ病と単なる機嫌の悪さの両方を指すことがあります。
共通の症状
- うつ病でも機嫌が悪くても、悲しみやイライラを感じることがあります。些細なことで泣き出したり、理由もなく人に当たってしまうことがあります。
臨床的なうつ病
- エネルギーが極端に低下し、睡眠障害(不眠や過眠)が見られます。食欲の変化に伴う体重増減や、以前楽しんでいた趣味や性行為への興味喪失があります。説明できない身体的な痛みもよくあります。自分の人生に価値がないと感じ、死について考えることもあります。
発症と期間
- 機嫌の変化は状況に左右されやすく、ネガティブな出来事があると一時的に落ち込むのは普通です。うつ病は原因がはっきりしないこともあり、重大な人生のトラウマ後に起こることもあります。機嫌は波があるのに対し、うつ病は少なくとも2週間以上続きます。
影響
- 機嫌が悪いだけなら、通常通りの日常生活を送れますが、うつ病は自己管理や子育てが困難になり、仕事や人間関係に深刻な支障をきたします。その結果、離婚や失業といった重大な問題に発展し、治療しないまま放置すると自殺に至ることもあります。
治療
- 機嫌の変動には特別な治療は必要ありません。うつ病にはカウンセリングや薬物療法、あるいはその併用が有効です。
