恒常性と糖尿病
事実
糖尿病は、インスリンの働きがうまくいかずに起こる複数の疾患を指す医学用語です。すなわち、体は恒常状態(ホメオスタシス)を維持できません。1型・2型糖尿病は慢性で深刻な病で、現在のところ根本的な治療法はありません(メイヨークリニック)。症状の管理には、日々の継続的な取り組みが必要です。
機能
恒常性は体が日々行う調整プロセスです。血糖値が低下すると膵臓はグルカゴンを分泌し、血糖を上げようとします。逆に血糖が上昇すると膵臓はインスリンを放出し、肝臓は余分な糖をグリコーゲンとして貯蔵します。インスリンは血糖のバランスを保つ鍵であり、食事管理がその調整を助けます。
予防・対策
現在(2023年時点)でも糖尿病の根治はありませんが、血糖値の自己管理、バランスの取れた食事、定期的な運動により症状をコントロールできます。加工食品より新鮮な野菜や果物を中心に、低糖質な食材を選びましょう。運動は体のグルコース利用効率を高め、血糖コントロールに有効です。
警告
恒常性が崩れると、短期的には低血糖・高血糖、糖尿病性ケトアシドーシスなどの危険があります。長期的には心血管疾患、神経障害、腎不全、網膜症、足潰瘍、皮膚・口腔感染、骨関節障害など多岐にわたる合併症が生じます。
誤解
「糖尿病専用の食事」というものはありません。食事は血糖管理にとって極めて重要で、個々の状態に合わせたプランが必要です。甘味料を全く排除する必要はなく、計画的に摂取すれば問題ありません(メイヨークリニック)。
