肥満が糖尿病リスクを高める理由
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、米国成人の3分の1以上が肥満に悩んでおり、未就学児の約15%、6歳から19歳の子どもやティーンエイジャーの平均で約17%が肥満です。肥満は糖尿病をはじめとするさまざまな健康状態の危険因子として確立されています。
研究結果
CDCが2004年に公表した報告によれば、糖尿病患者の約2割が肥満であることが示され、肥満と糖尿病の因果関係が示唆されています。
肥満が糖尿病を引き起こす仕組み
肥満はインスリン抵抗性を引き起こし、体がインスリンをうまく利用できず、血糖の取り込みが妨げられます。膵臓はインスリン需要の増加に追いつこうと過負荷となり、結果として血中のグルコースとインスリンが高濃度になります。
人種別リスク
CDCのBehavioral Risk Factor Surveillance System(BRFSS)によると、特定の人種・民族は肥満関連疾患のリスクが高いことが分かっています。アフリカ系アメリカ人は白人に比べて肥満になる確率が51%高く、ヒスパニック系は21%高いと報告されています。
前糖尿病
前糖尿病は血糖値が正常上限を超えているが、糖尿病と診断されるほどではない状態です。体重減少とバランスの取れた食事により、状態の改善や糖尿病への進行を遅らせることが可能です。ただし、長期にわたると心血管系へのダメージが生じるリスクがあります。
予防と対策
栄養バランスの取れた食事と適正体重の維持は、糖尿病の予防・治療に最も効果的です。定期的な運動や医師のフォローアップも併せて行うことが推奨されます。
