高脂血症と2型糖尿病の兆候と症状
高脂血症は血中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が異常に高い状態を指す総称です。インスリン注射が不要な2型糖尿病は、高脂血症のリスクが高いことが知られています。
概要
脂質には脂肪、油、ワックスが含まれます。LDL(低密度リポタンパク)コレステロールは「悪玉」と呼ばれ、動脈壁にプラークを形成しやすい一方、HDL(高密度リポタンパク)は「善玉」として肝臓へコレステロールを運び、血中から除去します。
問題点
糖尿病患者はHDLが低く、トリグリセリドが高い傾向にあり、これらはLDLと同様に心血管疾患のリスクを高めます。
タイプ
1998年10月号のMayo Clinic Proceedingsに掲載された研究によれば、血糖値が改善しても2型糖尿病患者は高コレステロールや高トリグリセリドの問題が続くことが多いと報告されています。
症状
高脂血症は脳卒中や心筋梗塞など危険な状態になるまで自覚症状が現れません。血液検査での診断が必要です。一方、糖尿病の典型的な症状は強い喉の渇き・頻尿、倦怠感です。
専門家の見解
米国糖尿病協会は、成人の糖尿病患者はLDLコレステロールを100 mg/dL未満、トリグリセリドを150 mg/dL未満に保つことを推奨しています。
予防と対策
食事療法、体重管理、適度な運動に加えて血糖コントロールを行うことで、コレステロールとトリグリセリドの改善が期待できます。これらの生活改善だけで効果が不十分な場合は、医師の指導のもと薬物療法が推奨されます。
