糖尿病が深刻な理由とは?

糖尿病は、血糖値が慢性的に高くなる疾患です。インスリンの作用が不十分になるか、インスリンの分泌が不足することで血糖が上昇し、全身の血管にダメージを与えます。その結果、ほぼすべての臓器に影響が及びます。

心血管系への影響

血糖値が高い状態が続くと、動脈壁に脂肪が沈着し、血管が狭くなります。血流が妨げられ、心臓病や脳卒中のリスクが高まります。

腎臓疾患

高血圧と高血糖は腎臓の細小血管を傷つけます。血管障害が進行すると腎機能が低下し、最終的には腎不全に至ります。糖尿病は腎不全の主要な原因です。

眼の障害

糖尿病性網膜症は、網膜の毛細血管が高血糖により弱くなり、出血や滲出を起こします。光が網膜に届きにくくなり、さらに瘢痕組織が形成されて網膜が剥がれ、視力低下や失明につながります。

神経障害

血糖と脂質の過剰は血管を障害し、末梢神経にダメージを与えます。その結果、痛み、しびれ、感覚鈍麻などの症状が現れます。

足・下肢の合併症

血管障害で足や脚への血流が低下し、神経障害で感覚が失われるため、切り傷や水ぶくれに気付かず放置しがちです。血糖が高いと細菌が繁殖しやすく、感染が進行して壊疽(えそ)になることもあります。

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