高血糖のリスクとは?

高血糖(ハイパーグリセミア)とは、血液中のブドウ糖濃度が正常範囲を超えて高くなる状態を指します。ブドウ糖は食事から摂取し、体のエネルギー源として重要です。インスリンが不足したり、インスリンの働きが阻害されると、ブドウ糖が細胞に取り込まれず血中に蓄積します。高血糖が続くと、さまざまな合併症のリスクが高まります。

長期的な高血糖の影響

  • 傷や切り傷の治癒が遅くなり、皮膚感染症や腸・胃の問題(下痢や慢性便秘)を引き起こす可能性があります。女性では膣感染、男性では勃起不全のリスクが高まります。

  • 神経障害、意識障害、せん妄、麻痺、視力低下、血行不良、下肢の脱毛なども見られます。

糖尿病性高浸透圧症候群

  • 2型糖尿病患者で血糖値が600 mg/dL を超えて長時間続くと、血液がシロップ状に濃くなり、糖が尿へ大量に排泄されます。その結果、極度の脱水や意識消失に至ることがあります。

糖尿病性昏睡(ケトアシドーシス)

  • 高血糖が放置されるか、血糖が危険なレベルに達すると糖尿病性昏睡が起こります。低血糖でも同様の昏睡状態になることがあります。主な症状は息切れ、強い渇き、口の乾燥、頻尿、吐き気で、命に関わることがあります。

主な症状

  • 体重減少、強い渇き、頭痛、視界のぼやけ、集中力低下、倦怠感、頻尿などが現れます。血糖値が180 mg/dL を超えることも高血糖のサインです。

原因

  • インスリンや経口血糖降下薬の服用を怠ることが最も一般的です。ストレス増加、運動不足、感染症、重い身体活動、食事中の炭水化物やカロリー過剰摂取も血糖上昇を招きます。

予防と対策

定期的な血糖測定、医師の指示に従った薬物療法、バランスの取れた食事、適度な運動、ストレス管理が重要です。異常を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。

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