糖尿病予備軍と減量の重要性
糖尿病予備軍(プレディアベティス)は、血糖値が正常より高いものの糖尿病と診断されるほどではない状態で、放置すると2型糖尿病へと進行しやすくなります。米国では約5700万人がこの状態にあり、体重管理と運動が予防・改善の鍵となります。
重要性
最新の研究によると、糖尿病予備軍の段階ですでに心血管系への長期的なダメージが進行している可能性があります。予備軍が2型糖尿病に移行すると、心筋梗塞、脳卒中、腎不全、神経障害、失明などの重篤な合併症リスクが高まります。米国では糖尿病が死亡原因の5位に位置しています。
減量が予防の鍵
2002年に実施された「糖尿病予防プログラム」では、1日30分の中等度運動と体重の5〜10%減少だけで、2型糖尿病発症リスクが58%低下したことが報告されています。
取り組み方
CDCは、予備軍の管理には継続的な小さなステップが重要と提案しています。体重が過剰な場合、5〜7%(200ポンド(約91kg)の人で10〜14ポンド(約4.5〜6.4kg))の減量で発症リスクを大幅に下げられます。具体的には、週5回、30分以上の中等度運動、カロリー制限、低脂肪食品の選択が推奨されています。
実践的なヒント
- 体重は週に1回は測定し、記録する。記録をつけることで目標達成率が上がります。
- 食事と間食は毎日決まった時間に摂る。
- 忙しい時のために、あらかじめヘルシーな食事を冷凍保存しておく。
- 低脂肪または無脂肪のサワークリーム、チーズ、サラダドレッシングを使用し、カロリーと脂質を抑える。
リスク要因
以下の要因があると、予備軍や2型糖尿病になる可能性が高まります。
- 過体重・肥満
- 45歳以上
- 運動不足
- 家族に糖尿病患者がいる
- 心血管疾患の既往歴
- 高血圧・高コレステロール
これらに該当する場合は、3年ごとに糖尿病検査を受けることが推奨されます。
