バソプレシンの使用方法と注意点
バソプレシンとは
バソプレシン(商品名:ピトレシン)は抗利尿ホルモンです。通常は下垂体で分泌され、血管や腎臓に作用して体内の水分排出を抑制し、血圧を上昇させます。主に尿崩症(体がホルモンを十分に産生できない状態)の治療に用いられ、医師の指示により注射で投与されます。
必要なもの
- バソプレシンの処方箋
投与時の手順と注意点
- 既往歴の確認:アレルギー、うっ血性心不全、喘息、腎臓疾患、片頭痛や痙攣の既往があるか医師に伝えてください。
- 副作用の確認:最も一般的な副作用は胃痛や吐き気です。皮膚が白くなる「蒼白斑」などが見られることがあります。
- 投与量の確認:バソプレシンは筋肉内(IM)または皮下(SC)注射で投与されます。成人は1日2〜3回、5〜10単位が一般的です。小児は1回あたり2.5〜10単位を1日3〜4回投与します。腹部膨満に対しては、最初に5単位を筋肉内に投与し、以後3〜4時間ごとに10単位を追加します。
- 薬物相互作用の確認:アルコールは抗利尿作用を弱める可能性があります。一方、抗うつ薬と併用すると抗利尿効果が強まることがあります。
- 副作用への対処:手足のしびれやチクチク感、呼吸困難、皮膚の色変化、めまい・失神などが現れた場合は直ちに医師に相談してください。
重要なポイント
バソプレシンは医師の指示に従って正確に投与し、異常があればすぐに医療機関へ連絡しましょう。
