糖尿病発作(低血糖・高血糖)時の症状と対処法
概要
糖尿病患者が血糖値の急激な上昇または低下を起こすと、脳の信号が混乱し、けいれん様の発作(糖尿病性発作)を引き起こすことがあります。放置すると昏睡や死亡に至る危険がありますが、早期に症状を見分けて医療機関へ連絡すれば対処が可能です。
主な症状
- 筋肉の痙攣や突発的な収縮。手に持ったタバコや飲み物が離れにくい。
- 手足のしびれ、めまい、発汗、倦怠感、頭痛。
夜間に起こりやすい発作
血糖値が低くなると夜間に発作が起きやすく、目が覚めて他人を起こすことがあります。毛布をはがしたり、冷たいタオルを求めたり、吐き気を感じることもあります。覚醒しない場合は、朝の頭痛や寝汗で濡れたシーツ、血糖値の上昇が唯一のサインになることがあります。
誤解されがちな症状
- 皮膚が蒼白で湿っぽくなる。
- 胸痛、パニック発作、気分の急激な変動。
- 意識はあるが混乱し、幻覚(匂い、光)が現れることも。
- 酔ったようなふらつき、構音障害、協調運動の低下。
- 記憶障害や感覚異常(しびれ、チクチク感)も見られる。
発作の持続時間
数秒で終わる軽度のものから、医療救助が来るまで続く重度のものまで様々です。軽い場合はぼんやり見つめるだけ、重い場合は激しい痙攣や倒れて負傷することがあります。
予防と対処法
- 症状が現れたらすぐに医療機関へ連絡。
- 血糖測定器で血糖値を確認。
- 低血糖の場合は、はちみつやシロップを口腔内に投与、またはグルコース注射。
- 高血糖の場合は、医師の指示のもとインスリン追加投与。
注意点
- 発作中に食べ物や飲み物を無理に与えると窒息の危険。
- インスリン投与は専門知識がない限り行わない。
- 発作中は転倒や頭部外傷、舌を噛むリスクがある。
