糖尿病の合併症とその影響
糖尿病は現在のところ根治療法がなく、米国では毎年2000万人以上が罹患しています。適切に管理すれば生活は送れますが、血糖コントロールが不十分な場合、さまざまな合併症が生じます。合併症の種類や重症度は、糖尿病のタイプや自己管理の状況に大きく左右されます。以下に、主な合併症とその特徴を紹介します。
糖尿病性網膜症
網膜の細小血管が損傷し、視力低下や失明に至ることがあります。米国では毎年2万人以上の糖尿病患者が失明しています。
糖尿病性皮膚症(糖尿病性皮膚症候群)
主に下肢前面に、円形で鱗屑があり、茶色を帯びた斑点が現れます。皮膚の微小血管の変化が原因です。
足潰瘍
足底にできる開放性の潰瘍で、血流不全により治癒が遅れ、感染すると最悪の場合は切断に至ります。
血行不良
糖尿病は血管を収縮・硬化させ、末梢循環を悪化させます。足や脚だけでなく、心筋梗塞や脳卒中のリスク増大にもつながります。
神経障害(糖尿病性ニューロパチー)
神経が損傷し、特に足先での痛覚や温度感覚が低下します。感覚が鈍くなることで、足の形状変化や潰瘍のリスクが高まります。
※上記の統計は全て米国糖尿病協会(American Diabetes Association)のデータに基づいています。
