注射できるインスリンの種類と特徴

インスリンは注射で投与され、吸収速度と作用時間により4つのタイプに分類されます。米国糖尿病協会は血糖コントロールのために複数のインスリンを併用することが一般的としています。そのため、製薬会社は複数のタイプを組み合わせたプレミックス製剤も販売しています。

速効型インスリン

注射後約15分で効果が現れ、30分後から徐々に低下し、約5時間で完全に代謝されます。食事直前に投与することが想定されています。米国食品医薬品局(FDA)が承認している速効型インスリンは、リリー社のHumalog(リスプロインスリン)、ノボノルディスク社のNovoLog(アスパルテインスリン)、サノフィ・アベンティス社のApidra(グルリジンインスリン)の3製剤です。

短時間型インスリン(レギュラーインスリン)

注射後約30分で作用が始まり、3〜8時間持続します。こちらも食事前に投与します。FDA承認の製剤は、リリー社のHumulin Rとノボノルディスク社のNovolin Rです。

中間型インスリン

注射後平均2時間で効果が現れ、最大18時間血糖をコントロールします。主に夕食後や就寝前に投与されます。代表的な製剤は、リリー社のHumulin N(インスリン・ランテ・アイソフェーン)とノボノルディスク社のNovolin N(NPHインスリン)です。

長時間型インスリン

作用が始まるまでに10時間程度かかりますが、24時間にわたって血糖を安定させます。1日1回の投与が基本です。FDAが承認した長時間型インスリンは、サノフィ・アベンティス社のLantus(インスリングラルギン)とノボノルディスク社のLevemir(インスリン・デテミル)です。

プレミックス(混合)インスリン

速効型または短時間型と中間型を一定比率で配合した製剤です。例えば、リリー社のHumulin 70/30やノボノルディスク社のNovolin 70/30は、70%が中間型、30%が速効型(または短時間型)インスリンとなります。投与時間や用量は医師の指示に従い、血糖の急激な上下を防ぐよう注意が必要です。

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