血糖値とコレステロール値の健康管理ガイド
血糖(グルコース)は食事から得られるエネルギー源で、インスリンというホルモンが不足すると血中に過剰に残ります。一方、コレステロールは肝臓で作られる脂質で、ホルモンやビタミンの合成に必要ですが、過剰になると動脈にプラークができ、心筋梗塞のリスクが高まります。両者は機能は異なりますが、血液検査で数値を管理できる点は共通しています。
血糖値検査の種類
-
空腹時血糖(Fasting Blood Sugar)
8時間以上絶食した状態で測定します。糖尿病が疑われるときに最初に行われる検査です。
-
2時間後血糖(Postprandial Blood Sugar)
食後約2時間で測定し、食事後の血糖上昇を評価します。
-
ランダム血糖(Random Blood Sugar)
1日の任意の時間に測定し、血糖値の変動が大きいかどうかを確認します。
-
経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)
空腹測定後に糖分を含む液体を飲み、一定時間ごとに血糖を測定します。妊娠糖尿病の診断に使用されます。
-
ヘモグロビンA1c(HbA1c)検査
過去2〜3か月の平均血糖値を示す指標で、3か月に1回程度測定します。
正常な血糖値の目安
-
空腹時血糖:70〜99 mg/dL(5.5 mmol/L 未満)
-
食後2時間血糖:70〜145 mg/dL(7.9 mmol/L 未満)
-
ランダム血糖:70〜125 mg/dL(7.0 mmol/L 未満)
-
HbA1c:4〜6% が正常範囲とされています。
コレステロール検査の方法
-
指先からの簡易測定で総コレステロールを調べることができますが、詳細な脂質プロファイル(LDL、HDL、トリグリセリド)を知りたい場合は、最低9時間の絶食後に静脈から血液を採取します。
正常なコレステロール値の目安
-
総コレステロール:200 mg/dL 未満が望ましい。200〜239 mg/dL は境界域、240 mg/dL 以上は心疾患リスクが高いとされます。
-
LDL(悪玉コレステロール):リスク因子がある場合は100 mg/dL 未満、ない場合は100〜129 mg/dL が許容範囲です。
-
HDL(善玉コレステロール):40 mg/dL 未満はリスク上昇、60 mg/dL 以上はリスク低減とみなされます。
-
トリグリセリド:150 mg/dL 未満が正常、150〜199 mg/dL は境界域です。
検査のタイミング
-
血糖値は糖尿病が疑われた時、または既に診断されている場合は医師の指示に従い日常的に測定します。
-
コレステロールは男性は35歳以上、女性は45歳以上で年1回の検査が推奨されます。脂質プロファイルは5年に1回程度実施しますが、降脂薬を使用している場合は頻度が増えることがあります。
