1型と2型糖尿病の違い

膵臓は内分泌腺で、インスリンという重要なホルモンを分泌します。インスリンは細胞がブドウ糖(糖)をエネルギーとして取り込むことを可能にし、血糖値を下げます。糖尿病患者では膵臓がインスリンを十分に産生できず、血糖値が上昇(高血糖)し、腎臓や肝臓の障害、血管疾患、昏睡、最悪の場合は死に至ることがあります。

1型糖尿病(タイプI)

  • 原因・特徴:多くは小児期に発症し、膵臓のランゲルハンス島にあるβ細胞が破壊されインスリンが全く作れなくなります。皮膚疾患、足の神経障害、眼のケア、歯の健康管理が必要です。
  • 治療法:インスリンは経口摂取できないため、皮下に注射するか、インスリンポンプで持続的に投与します。インスリンは主に合成品で、一部は豚由来です。

2型糖尿病(タイプII)

  • 原因・特徴:遺伝的要因に加え、食生活の乱れや運動不足が重なり、筋肉周囲の脂肪がブドウ糖の取り込みを阻害しインスリン抵抗性が生じます。血中に残ったブドウ糖は血糖値を上昇させ、膵臓はさらにインスリンを分泌し続けます。
  • 治療・予防:体重を10〜15ポンド(約4.5〜7kg)減らすだけでもインスリン感受性が改善します。食事と運動による減量が最も効果的です。感受性が回復するまでインスリン注射が必要な場合があります。

誤解されがちな点

  • 糖尿病患者が風邪やインフルエンザにかかりやすいわけではありませんが、感染症は血糖値を上げるため注意が必要です。
  • 糖尿病は免疫機能を低下させず、伝染性もありません。
  • 糖尿病そのものが動脈硬化を直接引き起こすわけではありませんが、肥満の2型糖尿病患者は動脈硬化のリスクが高くなります。

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