メトホルミンの副作用と注意点
概要
メトホルミンは、2型糖尿病や糖尿病リスクが高い人の血糖コントロールに用いられるビグアニド系薬です。食事療法や運動と併用することで、インスリン感受性を高め、成人発症糖尿病の予防・改善に役立ちます。
作用機序
肝臓での糖新生を抑制し、インスリンに対する体の反応を正常化します。その結果、腎臓病、脳卒中、失明、循環障害、心疾患など、2型糖尿病に伴う合併症のリスクを低減します。
主な副作用
治療開始直後に、吐き気、下痢、口の中に金属味が続くことがあります。通常は数日から数週間で軽減しますが、症状が続く場合は医師に相談してください。
低血糖への注意
メトホルミン単独で低血糖を起こすことは稀ですが、食事抜きや過度の運動で血糖が下がると、めまい、倦怠感、失神、手の震え、冷や汗、頭痛、視界のかすみ、強い空腹感、心拍数上昇などの症状が現れます。こうした症状が出たら、すぐに果汁や砂糖菓子などで血糖を上げましょう。
重篤な副作用:乳酸アシドーシス
極めて稀ですが、腎機能が低下している人は乳酸アシドーシスを起こすことがあります。症状は倦怠感、寒気、筋肉痛、呼吸困難、心拍数低下、皮膚が青白くなるなどです。疑わしい場合は速やかに医師の診察を受けてください。
