グルカゴンの正しい使用方法

低血糖が重篤になると意識消失や昏睡に至ることがあります。その際、肝臓からブドウ糖を放出させるホルモンであるグルカゴンを迅速に投与することで血糖値を正常化できます。以下に、緊急用グルカゴンキットの準備から投与、投与後の対応までの手順をわかりやすくまとめました。

使用手順

  1. グルカゴンは低血糖時に肝臓からブドウ糖を放出させるホルモンです。効果が現れるまで約5〜15分かかります。

  2. 糖尿病患者は医師に緊急用グルカゴンキットの処方を依頼してください。キットには粉末状のグルカゴン、混合用液体、注射用シリンジが含まれています。

  3. シリンジに付属の液体を入れ、容器の粉末に注ぎます。容器を優しく振って粉末が完全に溶けるまで混合します。そのままシリンジの先端を液体内に保ち、ゆっくりと引き抜いてグルカゴン溶液をシリンジに吸い込みます。

  4. 注射部位(臀部、太もも、上腕など)をアルコール綿で消毒し、シリンジの針を刺して全量を注射します。注射後は針を抜き、軽く圧迫します。すぐに患者さんを横向きに寝かせてください。グルカゴン投与後は嘔吐が起こりやすく、横向きにすることで誤嚥を防げます。

  5. 意識が回復したら、糖分を含む食べ物や飲み物を提供し、血糖値が再び低下しないようにします。グルカゴンの効果は約90分続きます。

  6. 投与後は必ず医師に連絡し、経過観察と適切なフォローアップを受けさせてください。

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