二重バルーン法による大腸内視鏡検査

二重バルーン大腸内視鏡検査は、手術を行わずに体内の広範囲を観察できる先進的な技術です。消化管出血、異物除去、ポリポーシス症候群などの診断・治療に利用されます。

大腸鏡検査と二重バルーン大腸鏡検査の比較

従来の大腸鏡は、先端に小型カメラと光源を備えた「長く細い柔軟チューブ」を使用しますが、結腸の一部しか観察できません。一方、二重バルーン技術は、バルーン付きの内視鏡を用いることで、より遠位まで到達可能です。

仕様

カリフォルニア・パシフィック・メディカル・センターによると、二重バルーン技術は「開腹手術なしで小腸内の診断・治療を行える」ことが特徴です。内視鏡の先端にバルーンが取り付けられ、もう一つのバルーンは透明なチューブ(オーバートゥーブ)に装着されています。

手順

二重バルーン内視鏡は、約25フィート(約7.6メートル)に及ぶ小腸全体を再検査できます。バルーンを膨らませて腸管を「つかみ」し、内視鏡上で腸管を折りたたむ(短縮)ことで、段階的に小腸全体を観察します。この操作を繰り返すことで、内視鏡は小腸全長をスムーズに進むことができます。

開発経緯

二重バルーン技術は、日本のフジオン株式会社が開発し、2004年に米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けました。

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