トリプシン・キモトリプシン検査の概要と手順
目的
トリプシン・キモトリプシン検査は、膵臓が分泌する酵素であるトリプシンとキモトリプシンの量を糞便から測定します。新生児や乳児で嚢胞性線維症の兆候がある場合、または子供・成人で膵機能不全が疑われる場合に実施されます。
検査前の準備
医師は軽度の膵臓障害に対してビタミン補充や経口酵素製剤を処方することがあります。症状が重い場合は、検査キットを提供し、糞便サンプルの採取方法を指示します。採取方法は対象者の年齢に応じて異なります。
サンプル採取方法
トイレの便座にプラスチックラップを敷き、糞便をその上に乗せてから清潔な容器へ移します。キットによってはラップから容器へ移すための専用紙が同梱されています。おむつを使用している乳児の場合は、尿と糞便が混ざらないようにラップの位置を調整します。
検査手順
採取した糞便を乳化し、薄いゼラチン層の上に一滴垂らします。糞便中にトリプシンまたはキモトリプシンが存在すれば、ゼラチンが溶解します。
結果の解釈
正常な結果は糞便中にトリプシン・キモトリプシンが検出されたことを示します。陰性(酵素が検出されない)結果は膵臓機能低下の可能性を示唆し、追加検査が必要になることがあります。異常な結果は膵臓の機能不全を示すため、医師はさらに詳しい診断のために他の検査を指示します。
