歯周病の種類と治療法

重要性

米国歯周病学会会長のケネス・ビューレトマン氏によれば、口腔内検査は口腔衛生の管理だけでなく、重篤な全身疾患のリスクを把握する上でも重要です。ロングアイランド・ユダヤ医療センター歯科部では、歯肉の腫れが潜在的な全身性疾患の初期症状であることが確認されています。歯周病を正確に診断し分類することで、進行を防ぐ適切な治療が可能になります。

分類

歯周病は大きく「歯肉炎」と「歯周炎」の2種類に分けられ、損傷の程度に応じて分類されます。米国歯科医師会と米国歯周病学会が定めた分類では、歯肉炎をタイプ1、初期歯周炎をタイプ2、中等度歯周炎をタイプ3、重度歯周炎をタイプ4としています。

特徴

この分類は、発症年齢、臨床症状、進行速度、病原性微生物叢などを総合的に考慮しています。また、各段階で想定される疾患の状態も示しています。

病態

歯肉炎は歯を支える歯肉、歯周靭帯、歯槽骨の表層が炎症を起こす状態で、主因はプラークの蓄積による細菌の増殖です。骨吸収は見られません。

一方、歯周炎は炎症が歯肉を超えて歯槽骨まで及び、歯を支える組織全体が破壊される重症です。初期歯周炎では出血と歯肉が歯から離れ始め、3〜4mmのポケットが形成されます。中等度歯周炎では歯の動揺と出血が見られ、ポケットは4〜6mmに拡大します。重度歯周炎ではポケットが6mm以上になり、最終的に歯が抜け落ちることがあります。

治療

歯肉炎の治療としては、ニューヨーク・タイムズ・ヘルス・ガイドが推奨するように、専門的なスケーリングでプラークと細菌を除去し、炎症を抑えることが重要です。日常的な正しいブラッシング、フロッシング、抗菌マウスウォッシュの使用も効果的です。

歯周炎の治療目標は、病状の進行を止め、歯周ポケット内の細菌を除去することです。スケーリングで歯面の歯石と細菌を除去し、ルートプレーニングで根面を滑らかにして再付着を防ぎます。重度歯周炎の場合、非外科的治療だけでは効果が不十分なことがあり、フラップ手術、骨移植、軟組織移植、誘導組織再生などの外科的処置が必要になることがあります。

消化器の健康 - 関連記事