下痢に効くハーブティーの選び方と注意点
カモミール
National Center for Complementary and Alternative Medicine(NCCAM)によると、カモミールの花からお茶を作ることができます。市販のティーバッグやリーフで簡単に入手可能です。NCCAM は、落ち着きや不安の緩和、消化器系の問題(下痢を含む)に広く利用されているとしています。University of Wisconsin の統合医療医は、一般的な下痢に対するカモミールの効果を裏付ける科学的根拠は乏しいと指摘しています。University of Maryland Medical Center(UMMC)の専門家は、下痢緩和のために1日3杯のカモミールティーを飲むことを推奨しています。
ビルベリー
NCCAM は、ビルベリーの実が歴史的に下痢や壊血病の治療に使われてきたと述べています。現在では、糖尿病、月経痛、眼疾患、血行障害、下痢など多様な症状に利用されています。ビルベリーの葉を乾燥させてお茶にしますが、下痢に対する効果を裏付ける十分な科学的証拠はありません。また、血液を薄める薬(抗凝固薬)を服用中の方はビルベリー摂取を控えるよう、UMMC は警告しています。
ゴールデンシール
NCCAM が報告するところによると、先住民が皮膚疾患や潰瘍、淋病の治療に用いたハーブがゴールデンシールです。現在は、風邪、目の感染、膣炎、創傷、歯茎の痛み、さらにはがん治療の補助としても利用されています。下痢に関しては、ゴールデンシールに含まれるベンゾインという化合物が一部の感染性下痢を抑える可能性がありますが、茶に含まれる量は非常に少なく、実際の効果は期待できません。
その他のハーブティー療法
UMMC は、ブラックベリーやラズベリーの葉は収斂作用があり、腸の粘膜を乾燥させて下痢を和らげると説明しています。1杯(約120ml)あたり「山盛り」の小さじ1杯を、1時間ごとに飲むことが推奨されます。また、炎症を抑えるハーブとして、先述のカモミールに加え、マシュマロ根(マシュマロ)やスリッパリーエルム(ウルシ)も有効とされています。マシュマロ根は冷たいままでも飲め、根2テーブルスプーンを一晩水に浸し、翌日に濾して飲む方法が紹介されています。スリッパリーエルムはティーバッグ形式でも入手でき、ペースト状に加工して使用することも可能です。
ただし、UMMC は「下痢の原因が特定の疾患による場合、ハーブが症状を悪化させることがある」ため、医師に相談せずにハーブ療法を始めることは推奨しません。
