便軟化剤の種類

便秘は、手術や運動不足、不適切な食生活が原因で腸の働きが低下し、便が体内に長く留まることで硬く乾燥し、排便が困難になる深刻な問題です。便軟化剤は便に水分を取り込みやすくし、柔らかくして排便をスムーズにします。

便軟化剤とは

便軟化剤は、便秘の緩和を目的に処方される薬です。短期間の使用が一般的ですが、慢性的な便秘に対しては継続的に使用されることもあります。刺激性下剤が含まれるものと含まれないものがありますが、刺激性下剤は効果が予測しにくいとされています。

ドクサートナトリウム(Docusate Sodium)

ドクサートナトリウムは、腸内で便が水分を多く吸収できるように働く便軟化剤です。手術後や外傷・手術で腸の動きが遅くなる場合に、排便時の力みを避けるために使用されます。刺激性下剤ではないため、腹痛や緊急感といった副作用が少ないのが特徴です。

ドクサートカルシウム(Docusate Calcium)

ドクサートカルシウムも同様に水分を便に引き込むことで排便を容易にします。カプセルや直腸坐薬の形で提供され、商品名は「コレース」「コレクトール」などがあります。効果は通常24〜48時間で現れます。

ポロキサマー188(Poloxamer 188)

ポロキサマー188は、便に水分を保持させることで軟らかくする薬です。効果が現れるまでに3〜5日かかるため、急な便秘の緩和には向きませんが、習慣性がなく処方箋なしで入手可能です。カプセルまたは液体で服用し、十分な水分と共に摂取します。

ラクツロース(Lactulose)

ラクツロースは合成糖を基にした便軟化剤で、結腸内で分解されると水分が便に引き込まれ、柔らかくなります。処方薬のみで、液体タイプが1日4回の服用が一般的です。副作用としてガス、胃部不快感、下痢が報告されています。

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