PrevacidとPrilosec(プリロセック)の乳児への使用について

定義

Prevacid(プレバシッド)の有効成分はランソプラゾール、Prilosec(プリロセック)はオメプラゾールです。化学構造は異なりますが、作用は同じで、胃酸分泌を抑制するプロトンポンプ阻害薬です。小児・思春期のGERD(胃食道逆流症)やびらん性食道炎の治療に使用されます。主な副作用は下痢、腹痛、吐き気、便秘です。

乳児への使用

Prevacidの添付文書では、1歳以上の小児を対象にした研究が実施され、1歳から11歳の患者で症状の頻度と重症度が50%減少したと報告されています。一方、1歳未満の乳児を対象とした研究では、特別な副作用は認められたものの、症状改善は見られませんでした。Prilosecについては、1歳未満の安全性・有効性は確立されていないと記載されています。

最近の研究

オーストラリア・アデレード大学の研究者らは、2007年1月にJournal of Pediatric Gastroenterology and Nutritionにて、早産児10人にPrilosecを投与した結果、GERDが改善したと報告しましたが、安全性と有効性の更なる検証が必要と指摘しています。同年11月には、エソメプラゾール(Prilosecの一種)で治療した50人の乳児を対象とした研究を発表し、薬剤は良好に耐容され、症状が軽減したと結論付けました。ルイジアナ州立大学の2008年の研究(Pediatric Drugs誌)では、Prevacidを投与した乳児で耐容性が良好で、GERDの頻度が減少したと報告されています。

臨床試験

Prilosec(製造元:アストラゼネカ)とPrevacid(製造元:武田薬品工業)は、乳児における安全性と有効性を確認するための研究を継続しています。Prevacidに関しては、新生児、28日未満の乳児、1歳未満の乳児を対象とした3件の臨床試験が完了しています。Prilosecについても新生児と乳児を対象とした2件の試験が完了していますが、結果は未公表です。2009年9月時点で、Prilosecの乳児に対する有効性を評価する新たな試験が参加者募集中です。

使用上の留意点

最近の研究で乳児に対する有効性が示唆されているため、医師は「オフラベル」使用として処方することがあります。乳児にPrilosecまたはPrevacidを投与する場合は、毎日同じ時間に服用させることが重要です。Prevacidは、アップルソース、プリン、濾した梨、アップルジュースやオレンジジュースなどと混合して与えることができます。

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