大腸内視鏡検査の手順とポイント

大腸内視鏡検査は、医師が大腸と直腸の内部を直接観察し、異常や疾患を確認できる検査です。血便が出た場合や家族に大腸がんの既往がある方、高齢者などに推奨されます。

検査の種類

  • 従来型大腸内視鏡:チューブ(内視鏡)を直腸から挿入し、光源とカメラで内部を観察します。必要に応じてポリープ除去用の器具も通します。
  • バーチャル大腸内視鏡(CTコロノスコピー):CTスキャナーで外部から大腸の画像を取得し、同時に小さなチューブでガスを注入して腸を膨らませます。ポリープが見つかった場合は従来型内視鏡で除去します。

準備期間と検査時間

  • 検査の約24時間前から腸の洗浄を開始します。医師から処方される強力な下剤で大腸・直腸の残便をすべて排出します。トイレの近くで過ごす必要があります。
  • 実際の検査時間は20分から1時間程度です。

検査の特徴

  • 従来型:鎮静剤を投与し、内視鏡を挿入。光とカメラ、ポリープ除去用のチャンネルが備わっており、空気や二酸化炭素で腸を膨らませます。
  • バーチャル型:通常は鎮静剤は使用しません(ポリープが検出された場合は別途従来型に切り替え)。直腸に小さなチューブを入れ、ガスを注入しながらCTで画像を取得します。

留意点

  • 鎮静剤を使用した場合は、検査後に自宅まで送迎できる家族や友人が必要です。

誤解されがちな点

  • 検査自体は大きな痛みは伴わず、多少の不快感はありますが、多くの患者は検査前の不安の方が強いと感じます。

注意事項

  • 腸内に残便があると視野が遮られ、診断が不十分になる可能性があります。
  • バーチャル大腸内視鏡は従来型に比べて小さなポリープの検出率が低く、完全な検査とは言えません。

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